梅雨明けも間近、セミが鳴き始め真夏の雰囲気になってまいりました。コロナウイルス感染症の影響もあり、マスク着用の必要性とソーシャルディスタンスが叫ばれている中、わんことのお散歩はリラックスできる楽しい時間と思います。

今シーズンに入り、今までに診たことのない症例のワンコが2症例来院しました。雨の日、もしくは雨上がりに公園をお散歩した際に寄生を受けてしまいました。皮膚などにつく外部寄生虫です。何だと思いますか?

小型犬にヒルが寄生しておりました。皆さま、ヒルって見たことございますか?私は小学生の頃に田舎(北陸)で生活していた時期がありまして、その時に数回見たことがありましたが、東京では今まで見たことはありませんでした。しかもそれが都内の公園で雨上がり、もしくは雨の中の散歩でワンコについてしまったようです。

私が調べた限りでは、重篤なウイルスや細菌の病気は媒介しないようですが、それでも吸血されるとかゆみが出たり出血が止まらない状態になってしまうようです。今まさに吸血されている!という時は無理に引きはがさず、塩や塩水、防虫スプレー等を使い、駆除するのが効果的です。

それにしても、都心の公園にヒルなんているんですね。見た目はナメクジみたいですが、動きは素早くナメクジの比ではありません。木の上から生体めがけて降ってくることもあるようです。皆さまお気を付けください!!